今日からいよいよ稽古です。
今は稽古前夜。
正直、不安だらけです。
不安というより、未知への恐怖です。
脚本家として本を何度も直し、今月頭にやっと書き上げた戯曲を
最近は演出家として読んでます。
「なんだこの脚本は!」
と自分の本にダメ出ししながら、細かい台詞を修正しました。
明日はその修正を告げるところから稽古は始まります。
この戯曲は、俳優の肉体と精神、そしてこれまでの人生すべてが問われます。
(僕も問われるんですが)
明日から彼らは「うまく言うことをきいてくれない自分の体と心」との闘いです。
僕は出来る限りその手助けをする。
そんな一ヶ月が始まります。
ああ、なんだか楽しみになってきました。
不安が大きいということは、望むべき高みが高いということで。
それを登るのは人生の楽しさそのものです。
新しい俳優さんと早く芝居を作りたい。
初演の俳優さんの成長が早く見たい。
このブログがアップされる頃には本読みが始まっていることでしょう。
くうぅ!
たまりません。
そんな稽古初日前夜記念日。
岡本貴也